『発信者』になるなら、やっぱりPC
『いつまでもゲームで遊んでないで勉強しなさい！』言われるよね、これ。(ぼくは言われた。)たしかにママが子供のころはゲームは遊びだったかもしれない。プロゲーマーやストリーマーなんてほとんどいなかったし、そもそもオンラインゲームなんてなかった。
でもイマドキ『ゲーム=遊び』なんて古くない？ Youtuberや実況者のプレイは、そのゲームに興味がある人を強烈に引き付ける。だからこそ、そのゲームに関係のある広告を出したい企業がスポンサーになり、仕事になる。TVCMなんかより、よっぽど効果的だ。だって興味のある人しか、配信を見ていないんだから。
もちろん、配信をやってる人なんてたくさんいるし、その中で目立つには、ゲームやトークの上手さはもちろんだけど魅力的な動画や、配信画面を作っていかなきゃいけない。家庭用ゲーム機にも配信機能はあるけど、より魅力的な動画を作ったり、配信でコメントを読み上げるコメントビューアーを使ったり、自分やスポンサーのロゴを入れたり。
『発信者』としての活動を視野に入れるなら、やっぱりPC環境での配信は必須だ。
PCだからこそ、できること。
家庭用ゲーム機の性能は年々上がって、最新機種ならもう最新のミドルレンジくらいのゲーミングPCと遜色ない性能に進化している機種もある。だけど、ゲーム機がPCに今でも、いや多分将来的にも絶対に勝てないところが、一つだけある。
『MOD』という単語を聞いたことはないだろうか？これは、ゲームを開発・配信しているソフト会社ではなく、どこかの誰かが作ったゲームの改造ファイルだ。元のゲームにない機能を追加したり、新たなアイテムやクエストを追加したり、見た目を変えたり。MODを導入することで、元のゲームにはなかった新しい遊び方が生まれる。もちろん、公式が作って配布しているものではないから、対戦ゲームなどで使うのはルール違反だったり、PCによっては正常に動かなかったりする。
これは『ゲーム会社や配信会社が作ったコンテンツを消費するための機械』であるゲーム機にはできない、『コンテンツを作る側の機械でもある』PCだけに許された『特権』だ。つまり、PCゲーマーは『コンテンツを作る側』にもなれるということ。(もちろん、簡単じゃないけどね！)
MODだけじゃない。ファンアートとしてのイラストを描いたり、PV動画を作ったり...もし、『作る側』になりたいのなら、PC環境を整えることは、その夢への第一歩だ。
PC環境を整えたいけど、どんなPCを選べばいいかなんてわからない！
家庭用のゲーム機は、同じ機種なら基本的に、性能は一緒だ。(新型・旧型とかPro版とかで少し変わったりするけど）性能が決まっているから、ゲームを作っている会社も、対応のゲーム機であればちゃんと快適に遊べるように、ゲームの開発時に処理の重さとかを調整して作ってくれている。ゲームソフトを買うときに『このゲーム、今持ってるゲーム機の性能で動くかな…？』なんて考えたりする必要はない。PS4対応のゲームなら、PS4を持ってれば初期型だろうがPS4Proだろうが、普通に遊べる。
だけどPCゲームを作るとき、ゲーム会社にはプレイヤーのPCの性能なんてわからない。だから最初から『このくらいの性能のPCを使ってる層向けのゲームを作ろう』っていう感じで開発をしている。だからPCを購入してゲームをするときは、『そのゲームがどのくらいの性能のPCを必要としているのか』を理解したうえで、性能を考えて購入するPCを選ばなければいけない。性能が足りないと画面がカクカクになったり、そもそもゲームが起動できないなんてこともある。
画質を下げる設定に変更したりして何とか性能のハードルをクリアするっていう方法もあるけど、そこまでしても、事務仕事用の性能のPCじゃ、快適に遊ぶことは結構難しい。
もちろん、ライブ配信や高画質・高レート（144hzのゲーミングモニターとか）・高解像度（4Kとか）でのプレイを望むなら必要なPC性能はさらに上がる。電機店に行ってゲーミングPCを買いたいんだけど…って言っても、店員さんはゲーム一つ一つの要求性能なんて把握していないから、予算を聞いて、その中で買えそうなPCを提案してくれる。だけどそのPCで、本当にあなたがやりたかったことはできるだろうか？
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